高槻芥川に、ユリカモメ飛来

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2016-12-21

12月の下旬、子どもたちが待ち焦がれているのは、赤い服を着たサンタクロース。
でも、ここ高槻には、同じ時期、もうひとつ、別の素敵な来訪者がやってきます。
赤いくちばしに赤い脚。

ユリカモメです!
 

高槻Lifeの写真1

自然豊富な高槻市。
でも、「カモメ」というぐらいですから、「内陸市の高槻にユリカモメが!?」と驚く人も多いでしょう。
実は、ユリカモメはカモメの中でも、最も内陸で見かけられる種類。
12月下旬から3月頃までの間、夜は大阪湾をねぐらにし、朝になると、ちょうど通勤ラッシュに逆らうように、ここ高槻・芥川にやってきて、美味しそうにエサをついばんでいるのです。
 
美しい桜や「こいのぼりフェスタ」で有名な芥川桜堤公園。
そこにある門前橋のあたりが、ユリカモメのお気に入りのお食事スポットです。
運が良ければ、たくさんのユリカモメたちのくつろぐ姿を楽しむことができますよ!

高槻Lifeの写真2

日本にいる頃は、冬羽のため、白い鳥として知られていますが、夏場には、頭が黒くなるため、まったく違う鳥かと見間違ってしまうほど。
そのせいかどうかはわかりませんが、古典で「都鳥」と呼ばれる鳥は、現在のミヤコドリのことではなく、このユリカモメのことを指していると考えられています。
 
能「隅田川」でも有名な伊勢物語のワンシーン。
史上最高のプレイボーイといわれた在原業平が和歌に詠んだ「都鳥」も、実はこのユリカモメなのです。
 
「名にし負はば いざ言問はん 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」
(「都」という名が付いているのなら、さあ尋ねよう、都鳥よ。私が都に残してきた、愛する人は今も息災でいるのだろうか?)
 
在原業平はこのとき初めてユリカモメを見たようですが、私たち高槻人にとって、ユリカモメは、まさに故郷の冬を代表する鳥。
まるで「思ふ人」を待つかのように、毎年、遠く3000kmも離れたカムチャツカ半島から飛来する渡り鳥の姿を今か今かと待ちわびているのです!

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2016-12-21