國乃長ビールが飲みたい(^^)

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2020-09-01

9月が始まりました。
例年ならそろそろ高槻では、「國乃長」の壽酒造蔵開きの時期ですね。
今年も当初は9月12日土曜日に夏の蔵開きが予定されていましたが、残念ながらこちらも新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまいました。
 

高槻Lifeの写真1

そのかわりに…!?
7月より壽酒造では「クラノミ」=「蔵飲み」なるイベントが実施されています!
 

高槻Lifeの写真2

https://www.facebook.com/kuninocho/photos/pcb.3037589596308211/3037589492974888/?type=3&theaterより
 
500年を超えて受け継がれる高槻・富田の酒造り。
なかでも壽酒造の清酒「國乃長」は、全国的なファンも多い高槻の伝統的な名産品の一つです。
そして、最近、この清酒「國乃長」に勝るとも劣らない人気なのが、高槻の地ビール「國乃長ビール」。
まだまだ続く暑さの中、「クラノミ」でも大好評のようです☆
 

高槻Lifeの写真3

左の写真
https://www.facebook.com/kuninocho/photos/a.652190004848194/3161581823908987/?type=3&theaterより
 
ビールの歴史は大変古く、メソポタミア文明の初期・紀元前3800年ごろにはシュメール人によって飲まれていた記録が残っています。
一説によると、紀元前8000年ごろに発明されたという話も。
このように世界的には非常に長く愛されてきたビールですが、実は、日本ではそれほどではありません。
 
1613(慶長18)年、平戸にやってきたイギリス船の積み荷の中に、ビールが含まれていたとされるのが最古の記録と考えられます。
初めて日本人がビールを飲んだ記述が残っているのが、1724(享保9)年のこと。
でも、「殊の外悪敷物にて何のあぢはひも無御座候(「和蘭問答」より)」との感想で、どうやらいまいちお口に合わなかった模様です^^;
 

高槻Lifeの写真4

その後、幕末の時代、文明開化の流れに乗って洋食とともに少しずつ日本でも知られるようになったビール。
1872年、明治時代に入ると、日本人の手で初めて「渋谷ビール」と呼ばれる商品が製造販売されました。
 
「『渋谷ビール』というぐらいだし、やっぱり日本初は東京産?」
いいえ、違います!
「渋谷ビール」=「しぶたにビール」。
東京のシブヤではなく、渋谷庄三郎(しぶたにしょうざぶろう)という大阪の商人が製造・販売したものでした。
今では、日本人にも愛されるようになったビール。
日本人産ビールのスタートは、ここ大阪の地だったのですね。
 
その後は長年、大手企業でしか製造が許されませんでしたが、1992年の酒造法改正で小規模業者も独自にビールを製造できるようになりました。
そこで、壽酒造が日本人産ビール発祥の地・大阪で、最初に醸造した地ビールが「國乃長ビール」だったのです。
 

高槻Lifeの写真5

https://www.facebook.com/kuninocho/photos/a.652190004848194/2868980589835780/?type=3&theaterより
 
今や、種類も豊富になった「國乃長ビール」。
フルーツビールセットもありますね。
 

高槻Lifeの写真6

https://www.facebook.com/kuninocho/photos/pcb.3133525823381254/3133524410048062/?type=3&theaterより
 
お~、これは飲み比べしないわけにはいきません!
 

高槻Lifeの写真7

https://kuninocho-shop.ocnk.net/page/5より
 
数々の賞も受賞している壽酒造。
 
「クラノミ」も「イエノミ」も…。
たとえ蔵開きはなくても、今年も残暑を乗り切る大人の「エナジードリンク」は、地元高槻の生み出した最高傑作「國乃長」で決まりですね♪

 

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2020-09-01