8月20日はハニワの日

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2018-08-04

皆さん、8月20日は何の日かご存じでしょうか?
8月20日は、高槻市民から愛される、ある「人気者」の誕生日。
高槻市の魅力を日本中、世界中にアピールする大切な記念日なのです!

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「820=ハニワ」の語呂合わせから、8月20日は、高槻市で「PR係長」を務める「はにたん」のバースデー。

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(はにたん画像 高槻市HPより)

高槻市では、8月20日を「ハニワの日」と制定し、古代の最先進都市であった高槻の街を内外に発信しています。毎年、この時期には、ハニワにちなんだ楽しいイベントが、企画されているのです!

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残念ながら、今年6月の大阪北部地震の影響で、常設展示室が閉鎖中となっている高槻市立今城塚古代歴史館。それでも、平成23年、開館の年以来、毎年、この「ハニワの日」前後に合わせて行われてきた夏季企画展「ハニワールドへようこそ」は、今年も地震に負けず開催されています!
 
◆ ハニワールドへようこそ
【期間】 平成30年7月14日(土)~9月2日(日)
【休館日】 月曜日(7月16日は開館)、7月17日(火)
【時間】 午前10時~午後5時(最終入館午後4時30分)
【場所】 今城塚古代歴史館 1階企画展示室
【観覧料】 無料
 
ところで、皆さんは、「埴輪」と「土偶」の違いを知っていますか?
高槻市の子どもたちは、はにたんのおかげで、幸い「埴輪」を「土偶」と言い間違えることは少ないですが、実は、この2つ、歴史上全く異なるシロモノ。
学校の歴史のテストで、はにたんによく似た土製品を「土偶」と解答すると、大きな「×」マークをもらってしまいます。
「土偶」も「埴輪」も、どちらもいにしえの土製品であることにかわりはありませんが、作られた時代や目的が大きく違います。
せっかくの「ハニワの日」ですから、「埴輪」と「土偶」の違いについて、簡単におさらいしておきましょう!
 
「土偶」は、縄文時代に製作されたもの。
女性の形が多いため、おそらく豊穣や安産などを祈るために作られたのではないかと考えられていますが、詳細はよく分かっていません。
子どもたちにとっては、2年ほど前、ドラえもんの映画「新・のび太の日本誕生」で登場した「ツチダマ」といった方が馴染み深いかも知れませんね!
 
一方、はにたんのモデルとなった「埴輪」が作られたのは、古墳時代のこと。
種類や形状は様々ですが、お墓を飾るために作成されたという共通点を持っています。
そして、この埴輪の日本最大級といわれる一大生産地が、ここ高槻にあったのです。

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◆ 史跡新池ハニワ工場公園
【場所】 高槻市上土室1丁目
【アクセス】 JR富田駅から高槻市営バス4番のりばより、「公団阿武山・日赤病院」「大阪薬科大学」行き乗車、「上土室」にて下車後、徒歩およそ5分
【入園料】 無料
 
園内には、無料で見学できるハニワ工場館もありますから、夏休みの自由研究も兼ねて、ハニワの日の記念に訪れてみるのもオススメです(^_-)-☆
 
高槻から出土された埴輪を研究することで、古代の人々の考え方や服装、生活、文化などがどんどんと解明されてきています。
私たちも、「たかつきPR係長・はにたん」を先頭に、高槻の素晴らしい歴史的遺構を世界中にアピールしていきましょう!

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2018-08-04