木材・資材について

木の性質を知る

高槻で育った木は、高槻の気候に耐えてきた木といえます。家を建てるなら、その近辺の木で家を建てるのが理想です。家のどこに、どんな木材をどれだけ使うか――――小阪工務店は、「やりたいこと」と「できること」をすり合わせた、理想の家づくりを応援します。

代表的な木について

  • (1)檜(ひのき)

    強度が高く、水やシロアリにも強い――それは、比類なき建材の最高峰。神々の宮殿を築いたというその樹は、建物となっては1000年の風雪に耐え、楽器となれば「和」の音色を奏でるといいます。
    「総檜造り」といえば、古来贅沢な住まいの代名詞。日本人なら、この響きに心惹かれない人はいないでしょう。強く、美しく、香り高く、折れず、歪まず、腐らず…。檜は、世界に誇る建材の王といえます。日本に生まれ育ち、日本の伝統建築の主役として君臨してきました。そしてその歴史は、神話の時代にまで、遡ります。日本書紀でスサノオノミコトは「島国の日本では、舟がなくては困るだろう」と、スギとヒノキとクスノキとマキを生み、ヒノキは宮殿に、スギとクスノキは舟に、マキは棺の材にと、それぞれ役割を与えたといいます。宮殿という、後世に残る建築の材として選ばれた檜は、やはり特別な存在であったというべきでしょうか。檜の建築は日本の文化そのものです。世界最古の木造建築である法隆寺も総檜。幾度かの修復を経ていますが、柱や梁、桁などは1400年前の創建当時のまま、現在に至っています。
    「材は、新しい時の方が強い」誰もがそのように考えるでしょう。ところが、天然の材にはそうでないものがあります。檜は伐採されてから、じわじわと曲げ強く、硬くなり、200年~300年くらいの間に2~3割も強度を増すといいます。

    檜
  • 和室

    木の細胞を作っているセルロースという物質が、大気中に長く置かれることで、結晶化が進み、これが木を強くし、約300年のあいだ持続するのです。その後、強度はゆるやかに下降し、やがて新材と同じ強度に戻ります。法隆寺の古材がおよそ、そこにあたります。驚くことに、1400年を経た古材が、新材と同じ強さなのです。人間の骨が成長と共にゆっくりと強くなり、やがて脆くなっていくように、木もゆっくり強くなり、やがて衰えていきます。木も生き物で、それは材となっても変わりません。伐られて第1の生を絶ち、材となって第2の生を生きる…。100年、1000年と人間の想像をはるかに超える、長い歳月を生き続ける…。人間社会の変遷など、彼等から見ればまどろみの間の出来事に過ぎないといえるでしょう。

  • まっすぐそろった美しい木目、緻密でなめらかな木肌、軽くて柔らかいわりに、強度も耐久性もある材質…檜は乾燥や加工が簡単で、狂いが少なく、仕上げ面が美しいなど、あらゆる利点を兼ね備えています。建築材はもちろん、工芸品や彫刻まで、実に幅広い用途を持ちます。堅牢で歩行感が良いため、床材としても珍重されます。また、水が浸み込みにくい特性があり、水切れがよくぬめりが残らないため、浴槽や入浴具としても適してきます。檜の床と檜の風呂は、日本人の永遠の憧れです。

    舞台

このように檜の魅力は数えあげればキリがありませんが、何と言っても魅力なのは、その芳香です。この香りのもとはヒノキチオールなどの精油成分です。殺菌力が強く、腐食やカビを防ぐほか、ダニやシロアリの繁殖を抑える効果があります。また、森林浴同様のリラックス効果や、血行促進効果があり、入浴剤としてもよく利用されます。
強くて美しくて長持ち、扱いやすい上に衛生的で、健康にも良い…。こんな材で誰もが家を建てたいと思うでしょう。しかし、今や日本産檜は材不足です。法隆寺の柱のような樹齢数百年の大樹など、きわめて稀少な存在です。台湾檜でさえ、現在は乱伐が進んで危機に瀕しているといいます。檜の人工造林を見ると、他の落葉樹の姿はなく、下木や下草は刈り取られている。落ち葉の堆積がない剥きだしの地表は、乾燥しやすく、養分もなく、痩せてしまいます。高価な檜ゆえに、過保護は仕方ないところですが、その保護が本当に彼等のためになっているのかどうか、疑問が残ります。
日本の風土が育んだ、材の最高傑作「檜」。その最高の時期に出会うには、数百年の永い歳月を待たなければなりません。そして数百年を待った檜は、建物となってさらに1000年のときを生きていきます。何もかもが目まぐるしく生まれては消えていく現代にあって、目先のことに精一杯で遠くが見えなくなってしまった私達に檜達が見ているものは見えないでしょう。100年の過去と1000年の未来を見渡す彼等の声…その警告に真剣に耳を傾けるべき時が来ています。

  • (2)杉(すぎ)

    曲げや圧縮、水に強く、軽くて加工しやすい木材です。特に柱材によく使われます。あっさりしている木目が日本人好みです。

  • (3)松(まつ)

    比較的重く、曲げに強いことから、桁や梁、床柱や床の間の板などに使われます。

  • (4)檜葉(ひば)

    樹脂に殺菌性の高い成分を含み、独特の匂いがあります。木目は真っ直ぐで材は緻密ですが、柔軟で加工がしやすい木材です。

  • (5)桐(きり)

    非常に軽いですが、適度な強度があり、割れや狂いも少ないです。空洞が多く、熱を伝えにくいため、断熱効果が大きいです。

  • (6)栗(くり)

    腐朽に対して非常に強く、建物の土台に適しています。木目がくっきりしているため、床材や家具材として使われます。

  • (7)欅(けやき)

    木目が大胆で美しく、強度も耐久性も高いです。柱や梁といった構造材や階段や天井など、幅広く使われます。

工法について

「満足・安心」新工法での施工にも積極的に取り組んでいます

小阪工務店は、従来工法だけではなく、時代の流れや要求にあった施工にも早くから取り組んでいます。今までとは比較にならない住み心地の良さ――――――
それは、従来工法と同様、安心が支える小阪の建設プロセスです。

木造(個人住宅・神社・仏閣向け)工法

  • \こんな方におすすめ/
    間取りやデザインにこだわり有り
    将来的に、子どもの独立や、両親との同居などで 部屋のリノベーションや増築・改築を予定している
    木造軸組工法

    古くから日本で発達してきた工法で、在来工法とも呼ばれます。小阪工務店で、設立当初から得意としてきた工法です。建築コストは使用する木材の種類により変わります。一般に流通している木材・シンプルな構造にすれば、コストを抑えた建築が可能です。比較的に規制が少なく、様々な間取り、デザインに柔軟に対応できます。メンテナンスがしやすく、増築も比較的簡単です。

    ◆コスト面/○、間取り・デザイン自由度/◎、
    メンテナンス・増改築◎

鉄筋・鉄骨(個人住宅・商業ビル・公共施設・マンション・アパート向け)

  • \こんな方におすすめ/
    コストは抑えて頑丈な建物を建てたい
    鉄骨造(S造)

    柱、梁に鉄骨を利用しており、構造上、柱が少なくなるので、木造よりも、間取りの自由度が高いというメリットがあります。
    しかし、鉄骨の重量が重いため、それを支える地盤が強くなければいけませんし、基礎工事のコストも木造より若干高くなります。
    また3階建て以上の建物に優れた耐震性があるのも特徴です。
    商業ビルや公共施設、マンション、アパートに多い工法です。

  • \こんな方におすすめ/
    10階建て未満のマンションなどの建築を予定している
    鉄筋コンクリート造(RC造)
    鉄筋とコンクリートを組み合わせている構造の建物です。木造・鉄骨造と異なり、形状を自由に作れるのが特徴です。
    【メリット】
    • 耐久性、耐震性、気密性、断熱性、遮音性が高いこと
    【デメリット】
    • 結露、カビが起きやすい
    • 重量が重いので強固な地盤が必要になる
    • 建築費が高い(基礎工事も杭を打つなどコストが一番高くかかる)

    公共施設、マンション、商業施設に多い工法です。