続日本100名城に選定された芥川山城跡

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2018-07-15

高槻市はもちろん、天気の良い日は大阪市内まで一望できる三好山。
その山頂には、かつて、時の権力者たちが拠り所とした「芥川山城」がそびえ立ちました。
 
平成29年3月、「続日本100名城」の1つに選ばれた、高槻・芥川山城。
公益財団法人日本城郭協会が、「日本100名城」に続き、文化財としての高い価値や歴史的意義を認めてのことでした。

高槻Lifeの写真1

芥川山城の築城は、1515年頃といわれています。
室町幕府の管領も務めた細川高国の命によってつくられたとされます。
このことからも、芥川山城が、ただの一地方の山城ではなく、京の都から日本の政治を左右する重要な拠点だったことがわかりますね。

高槻Lifeの写真2

その後も、細川晴元、三好長慶、松永久秀、和田惟政、高山右近・・・。
そして、あの織田信長までが、この芥川山城の歴史に深く関わってきたのです。
宣教師ルイス・フロイスも京都への上洛途中に立ち寄ったと伝えられます。

高槻Lifeの写真3

中でも、芥川山城がとりわけ華やかだったと考えられるのが、三好長慶の時代です。
信長に先立って畿内を支配した長慶は、連歌や茶の湯にも精通した教養人でもありました。
そのため、当時、芥川山城では、多くの文化的行事が催されたと考えられます。

高槻Lifeの写真4

発掘調査の結果、出土したたくさんの器からも、政治や文化の中心地であった往時の高槻の様子がありありと目に浮かびますね。
 
現在、高槻・しろあと歴史館では、芥川山城跡に関連した資料が展示され、普段は見ることができない貴重な古文書も特別公開されています。

高槻Lifeの写真5

平成30年7月14日(土)からは、「憧れの戦国武将」と銘打って、武者錦絵の企画展も行われています。
芥川山城の歴史を彩った数多の武将たちも、今度は錦絵となって、再びここ高槻の地に登場するかも知れませんね!
 
「憧れの戦国武将 ― 武者錦絵の世界 ―」
 
期間 平成30年7月14日(土) ~ 9月2日(日)
ただし、月曜日(7月16日の祝日を除く)と7月17日は閉館
時間 午前10時から午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
場所 高槻市立しろあと歴史館 企画展示室
 
また、夏休み中には、子どもたちのために、様々な無料体験教室も実施されます。
 
カゴ編み体験
くずし字体験
紋切り遊び体験
版画・重ね摺り体験
からくりおもちゃ作り体験
拓本体験
 
※ 事前申込が必要なものもあります。
詳しくは、しろあと歴史館(072-673-3987)までお問い合わせください。
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/shiroato/s_taiken/1493285249699.html
 
ぜひともこの機会に、夏休みの自由研究のテーマとして、地元高槻の名城「芥川山城」を取り上げてみてはいかがでしょうか!?

高槻Lifeの写真6

※この「しろあと歴史館」。実は、小阪工務店によるもの!高槻の歴史を語り継ぐ建物に携わることができるということは、小阪工務店の誇りでもあります!!

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2018-07-15