金沢でおさえておきたいところ三撰

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2017-09-21

サンダーバードがJR高槻駅に停車するようになってはや6カ月。
この秋は、ぜひとも、高山右近ゆかりの地、金沢に出かけましょう!
 
サンダーバードで身近になった高槻と金沢。
実は、歴史的にも浅からぬ縁がありました。
その縁を取り持つのが、誰あろう、高山右近なのです。

高槻Lifeの写真1

1573年から十数年間、高槻城を居城としていた高山右近。
けれども、秀吉がキリスト教を禁じたため、城主の座を捨て、放浪の身となったことは有名ですよね。
そして、大河ドラマや歴史番組でも語られる通り、1615年、はるかマニラの地で亡くなりました。
ただ、ここ高槻を離れマニラに渡航するまでの26年間、前田家の客将として、金沢で暮らしていたことは、あまり知られていません。
 
サンダーバードで近くなった高槻と金沢。
今回は、高山右近のもう一つの故郷・金沢で、ぜひとも押さえておきたいおすすめスポット3撰を紹介します。
 
①子ども連れでも楽しめる!「金沢21世紀美術館」
 
高槻を離れた高山右近が最初に移り住んだといわれる場所にあるのが、金沢21世紀美術館です。
美術館と聞くと、何だか敷居が高い気もしますが・・・。
 

高槻Lifeの写真2

水中から写したかのように思えるこの写真、見覚えがありませんか?
これこそ、金沢21世紀美術館を代表する恒久展示作品「スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ作)」です。
 
ここ金沢21世紀美術館の建築コンセプトは『まちに開かれた公園のような美術館』。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=11&d=1)

高槻Lifeの写真3

先ほどの「スイミング・プール」以外にも、子どもたちも楽しめる作品やイベントが多く、子連れでのお出かけスポットとしても大変人気があります!
 

②美味しい海の幸を堪能!「近江町市場」
 
金沢に行ったら、必ず立ち寄りたいのが、「金沢の台所」近江町市場。

近江町市場の歴史は1721年に始まるといわれています。
直接、高山右近とは関係ありませんが、もしかすると彼もこの金沢の地で、新鮮な魚介類を堪能していたかもしれませんね。

高槻Lifeの写真4

(海鮮丼はイメージです)
 
近江町市場に数多くある「海鮮丼」のお店。
なかでも、地元の人たちからも「美味しい!」と太鼓判を押されているのが、「ひら井 本店」です。
http://www.kaisen-hirai.com/honten.html
 
近江町市場でも指折りの人気店で、本場の海の幸を味わい尽くしましょう。
 

③世界に一つだけの作品作り!「九谷焼絵付け体験」
 
高山右近が金沢の地を去ってからしばらくして生まれた「古九谷」。
実は、「古九谷」の作品を世に残したのは、九州から移り住んできた隠れキリシタンではないかという説もあります。
 
「古九谷」はなぜかたった50年ほどでその歴史に幕を下ろしますが、その後「古九谷」をルーツとして、九谷焼が生まれました。
そして、九谷焼は、現在も金沢の代表的な伝統工芸として数々の素晴らしい作品を世に送り出し続けています。
 
せっかくサンダーバードに乗って、金沢までやってきたのですから、九谷焼を肌で感じる体験をしてみてはいかがでしょうか?
本格的にろくろを回す作陶までは・・・という人も、簡単な絵付け体験なら、気軽にチャレンジできるはず!
 

高槻Lifeの写真5

世界に一つだけの作品は、楽しかった旅の思い出とともに、子どもたちにとって一生の宝物となることでしょう。
 
 
さあ、行楽の秋!
いざ高槻から金沢へ。
大名という身分を捨て、信仰に生きた高山右近の熱い思いを感じながら、サンダーバードに乗り込みましょう!

 

 カテゴリ/高槻Life 投稿日/2017-09-21