「人口ピラミッドの変化」~シリーズ 少子高齢化社会の住まいを考える~

 カテゴリ/暮らしのヒント 投稿日/2017-03-20

2020年はオリンピックイヤーですが、そこから50年遡った1970年と比較して、大きく変化したものがあります。それは「人口ピラミッド」と言われる年代別の人口構成なんです。50年と言えば、半世紀でもありますが、戦国時代では人の寿命と言われていた年月ですね。

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食生活や医療の発達、住環境の進歩により平均寿命が84歳と伸び、少子高齢化が進んでいるということなんですが、1970年の正に三角形のピラミッドのような人口分布から半世紀後の2020年ではピラミッドを引っくり返したようになっています。

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2020年の更に15年後の2035年には、日本における最多人数と言われる「団塊世代」の方々が平均寿命である84歳を迎えます。野村総研によると、その頃には「空き家率」がなんと30%(約2150万個)になっているとの予測です。三戸に一戸が空き家になるって物凄いことですね。しかし、家が余ってくるという話は、若者やファミリーにとって良いことだと思うのですが、なかなかそうも行かないのが現実ではありますね。地権者が資産価値を考えた場合なるべく高く売りたいと望むことは、誰もが考えることだと思いますので。
 
ここ高槻におきましては、「どっちもたかつき」という高槻市による定住促進プロモーションが始まっておりますが、3世代ファミリー定住支援事業、エコハウス補助金といった補助制度が充実しています。

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出展: 「選ばれる街 たかつき」HPより

高槻にUターンされる方々、新たに移住してこられる方々に、今後高槻でどう住むのが良さそうなのか、小阪社長にお聞きしてみました。(小阪社長、以下「K」)
 
-小阪社長自体もUターンされたとお聞きしていますが。
(K) はい、私の場合は長男だったこともあり、子供の頃からいずれ実家の工務店を継ぐものだと思ってました。多分、育て方なんでしょうね。夕飯は皆で一緒に食べ、正月は親戚縁者が集まるといった「ザ昭和の家族」な感じでした。家族の絆が強く、その頃から家を守るよう洗脳されていたのかもしれません(笑)

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ただ、私と同年代の方で東京などでお仕事されて、既にマンション等を購入されている場合は、なかなか高槻に戻れない状況も分かります。親御さんも何が何でも帰らせそうとなさらないことも多いですね。その場合は、シニアの方が暮らし易いバリアフリーのリフォームをされます。息子さんが戻られる場合は、実家の近くに住まわせたり、実家を改修して二世帯が住む為の建替えをされたり。
 
-高槻へIターン移住を考える場合は、住む場所はどう選んだら良いのでしょう?
(K)大阪に引っ越す場合、今は「北摂」と言われる大阪北エリア(豊中、吹田、高槻)が人気です。豊中は別格と言えるでしょうか。高槻の良さは静かなところなんじゃないでしょうか。
 

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高槻で住まいを探される場合、何を優先するかが重要となりますね。
通勤なのか、通学なのか。大阪に勤務される場合は、朝の通勤を考えると駅近が良いでしょうし。病院を考えたら真ん中辺りでしょうか。街のクリニックは夜間やってないので。
 

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いずれにしても、至る所に自然があって静かで暮らし易い街ですよ。北摂3エリアの中でも最も田舎ってことなのかもしれませんが(笑)
 
そんな高槻ですが、反面、ジャズフェスティバルや高槻まつり等、市民活動が活発な街とも言えます。その辺りは、弊社の「高槻歳時記」を見て頂くのが良いかもしれません。
自然環境と市民活動、どっちもたかつきなんです(笑)
 
-小阪社長、ありがとうございました。

 カテゴリ/暮らしのヒント 投稿日/2017-03-20